言葉は理解しか生まない。
求めるものは「共感」だった。
どんな会社にも「経営理念」というものがあります。Honda Cars 若狭にもそれがあり、社員全員で共有しようと様々な取組をしてきました。
勉強会を開いてみたり、それをテーマにディスカッションをしてみたり。しかし、「社員で共有している」という強い感覚は全く生まれませんでした。
経営理念は「言葉」で表されています。人によっては堅苦しかったり、難しかったり、理解もバラバラ。そう、「共感」することよりも「理解」することを求めていたからです。
本来目指す姿というのは、理解を通して確認するものではなく、共感を通して以心伝心で伝わるもの…。3年間の試行錯誤の末、原因と課題は見つかったものの、具体的な解決策はまだ見えていませんでした。
3兄妹ユニット「一途」との出会い
そんな折、とある経営者の会合で、「どんまゐ鈴木」という一人の経営者と出会いました。彼は、同じ福井県で会社を経営する傍ら、ともに創業した兄妹3人と共に、「音楽による社会貢献」を志し、バンド活動を通して、様々な人の人生やメッセージを伝えるという活動をしていました。
バンドの名前は「一途」。彼らの楽曲の特長は、一人の人にインタビューをし、その言葉、メッセージを歌詞にするという独特のスタイルにあります。私は、その場で彼に「当社の社歌を作ってくれませんか?」とお願いしたのです。
2009年夏。私を除いた、ほぼ全てのスタッフに対して「あなたにとって、会社、仕事とは?仲間に求めることは?」という内容のインタビューが始まりました。
その結果は、私が全く予想しないものでした。
ONENESS
本音は誰のためにある?
それは皆のためにある
時にはぶつかってもいい
目指す1つがある限り 試行錯誤を続けよう
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笑顔は誰のためにある?
それは皆のためにある
1人が大笑いすれば
周りも自然と頬ゆるむ
楽しい場所は自分で作る
oneness!パワーを信じよう
oneness!仲間なら出せる知恵がある
oneness!oneness!やがて大きな河となる
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失敗は誰のためにある?
それは皆のためにある
転んで泣いてもいい
立ち止まってため息もいい
つないだ手さえ離さなければ
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oneness!でっかい失敗なら
oneness!でっかく成長すればいい
やがて大空飛べるはず
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感謝は誰のためにある?
それは私のためにある
1人じゃとてもできなかった
認め励ましあうこと
あなたとだから共有したい
oneness!スマイルは心の光
oneness!顔も声も朗らかに高らかに
oneness!地に足付け進もう
oneness!信頼感謝を身にまとい
やがて大きな夢叶う
作詞・作曲・編曲「3兄妹ソーシャルバンド 一途」